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お店の外には、食器類がさりげなく置かれていて、外観はとてもシンプルです。ところがお店に入ってみると、温かくて心癒される空間がどっと迫ってきて、器たちも呼吸をしている感じがします。
江戸時代の文化二年創業という老舗の和食器やさんですが、伝統的な焼物はもちろん、現代風の食器や四季折々の小物類まで、品揃えは豊富です。誰にでも買えるお手ごろな価格も魅力ですよ。私は、店主おすすめの有田焼のマグで、大好きな珈琲を飲んでいます。
一六代目の店主(女性)は、全国の窯元までわざわざ出向いて器を求められるそうです。テーブルコーディネーターの資格をお持ちで、器を活かす知識や技は一流です。一年の行事などに合わせたウィンドーの飾りつけは季節感にあふれていて、お客さんを飽きさせません。会話を通して、料理が楽しくなるようなヒントがきっと得られるはず。ぜひ一度、足を運んでみてください。
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「和」に統一された商品は、店内にあふれんばかりです。しかし雑然とした感じはなく、どことなく調和がとれていて心地よい。それは、店長さんのコーディネイトに対する並々ならぬこだわりによるもの。いつまでも陳列棚をながめていたくなります。四姉妹でいとなまれ、その商品知識は並大抵ではありません。
文化二年から続いている一元ヤ。創業当時は海が店のすぐそばにあり、船着き場もあったそうです。しかも朝鮮半島とも貿易していた、というたいへん歴史のあるお店なのです。
☆常滑焼の急須 780円〜
update:2008.3.31
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