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玉の井いろは通り商店街の端っこに、昔ながらの魚屋さんがあります。料理人になりたかったご主人は、学校の先生に「料理をやるにはまず魚屋だ!」とアドバイスされ、高校を卒業し、御徒町にある吉池の鮮魚部門に努めた後、22歳のときに独立しました。
美味しいものを食べてもらいたいと敢えて値が張る「近海もの」にこだわるご主人は、毎日、一つの商品を仕入れるのに、5〜6件の卸売店を回ります。
定休日が月曜日のこの店は、毎晩遅くまで店を開けています。大晦日は日付が替わってから店を閉め、正月は2日から店を開けます。片付けと清掃には毎日2時間もかけているから店内も魚臭くありません。店先には、ご主人が雑誌やテレビの情報から仕入れたワンポイントアドバイスが貼られています。
区内の保育園に魚を卸していて、骨を一本一本抜くのはとても手間がかかるが、園児達が『美味しい!また食べたい!』と言ってくれるのがとてもうれしいというご主人の生きがいは、「美味しい魚を食べたいから、この店に足を運んだ」というお客さんの一言だそうです。 |
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縁あって墨田区に開業して今年で35年を数える魚屋さんです。
こだわりは「近海もの」の鮮魚を提供し続けること、土日祭日営業、年末年始も元旦以外は休まないこと、清掃を毎日きちんとやることだそうです。
「なぜ安い魚を置かないの」と聞かれることもあるそうですが、春ならメバル、サヨリ、夏ならシロギス、アイナメ等々、季節を感じながら活きのいい旬のおいしい魚を食べてもらいたいとなると、やはり「近海もの」になるとのことです。
もうひとつ、老人介護や子育てをされている方にも「心にやさしいお魚」を提供したいという熱い思いがあります。希望に応じて、小骨や皮の除去、1回で食べきれるサイズ、予算に合わせたお刺身の少量販売、宅配などを行っています。
食事は毎日のことだからメニューのやりくりを考えるのは大変です。だからこそご主人の心意気も味わえる「魚よし」さんの、心のこもった新鮮でおいしいお魚をメニューに加えてみませんか。
update:2006.3.31
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